「のだめカンタービレ」感想


「のだめカンタービレ」を読みました。漫画のほう。
 再読です。
 初回は十数年前に読みました。13巻ぐらいまで。当時は連載中だったはず。
 今回は完結していたので、最後まで読みました。
 23巻で物語は終わりますが、番外編が2巻あって、全部で25巻です。

 自分は音楽についてはよく分からないけど、天才がいるのかどうかは懐疑的です。
 音楽、ことクラシックに関しては、その巧拙は、かけた時間に比例するのではないかと思います。
 クラシックは、楽譜通りに演奏するのが当然で、そこにアレンジを入れると、別の楽曲になりますし、だからクラシック音楽は、誰が演奏しても同じように聞こえるのではないのかなと思います。もちろん、音の強弱の範囲内とか、そういう微少な差異はあるとは思いますが。

 のだめは、1度聴いただけの楽曲を、ピアノで再現することが出来るそうです(完璧ではないにしろ)。
 それは、ある種の才能であるし、天才と言ってもいいかもしれません(あるいはサヴァンのような)。
 しかしその記憶力、再現力とピアノを弾く能力は別物ではないのかなとも思います。
 ピアノを弾く能力と、1度聴いただけの楽曲を再現できる記憶力が揃っているから、特別ということなのかもしれません。

 上記のような疑問点はあるにせよ、漫画ではそれらを感じさせないです。
 嘘がうまいといったら褒めてないようですが、リアリティあるし、無理がないし、説得力があって楽しめました。

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