午前4時に右肩を脱臼した話

深夜4時、猫がじゃれついてきて転倒

 2年ほど前、2012年頃の話です。
 半夜勤を終えて家に帰ると時刻は午前4時ぐらいでした。
 軽く夜食を食べて、さて寝るか、というときに、飼っている猫が足下にじゃれついてきて、石油ファンヒーターに蹴躓いてしまい、体勢を崩し、壁に右手をつきました。
 無理な姿勢だったので、そのまま倒れ込んで、右肩に激痛が走りました。
 触ってみると、どうやらズレているよう……
 右手が全く動かない。

午前5時。病院に行く

 服を着て、財布と保険証を手に家を出ます。
 駅前まで歩いて行き、タクシーに乗り、篠栗病院へと行きました。
 時刻は午前5時です。
 脱臼なので、簡単に治るだろうと思いましたが、宿直医の専門が外科とのことで、看護婦さんから、3キロほど離れたところにある片井整形外科に行ったほうが確実です、といわれました。

 タクシーに乗って、片井整形外科に向かいます。
 インターホンで「脱臼したので治してください」と伝えると、看護婦さんが出てきて、待合室に通されました。
 問診票か何か忘れましたが、名前と住所を書け、といいます。
 右手が動かないので左手で書きました。
 片井整形外科の看護婦は、痛みに耐える患者が目の前にいるのに私語に興じていました。
 篠栗病院の看護婦さんは親身な対応でした。
 病院によって違う、ということではなくて、人の違いなのでしょう。たぶん。

脱臼に泣かされた横綱

 待つこと15分ほどで先生がやってきて、整復してもらいました。
 骨が正常な位置に戻ると、痛みは急速に引いていきました。

「あなたまだ若いから知らないかもしれないけど、むかし千代の富士という横綱がいてね……」
 知ってますよ。千代の富士は。

 会見は淡々とした様子だったのに「体力の限界!」といきなりの落涙。衝撃的でした。
 千代の富士は現役時代は脱臼に苦しめられたらしいです。

 診療が始まったらまた来てください、とのことで、いったん帰宅しました。
 小1時間ぐらい仮眠をとって、再度タクシーで片井整形外科に行きます。 

肩を脱臼すると3週間は動かせない

 診断の結果、3週間は固定といわれました。
 固定するための器具の購入を勧められましたが、病院側がその器具を用意するのに時間がかかるとのことで、病院での購入は断りました。
 ネットで買おうと思って色々と調べましたが、結局買いませんでした。
 1ヶ月ぐらいは、あまり重いモノとかは持たないようにしていました。
 半年ほどは肩に違和感がありましたが、2年も経つと何ともありません。筋トレもできます。
 しかし筋力は落ちました。
 もう一度脱臼すると手術になるらしいので気をつけています。

 手が動かないのは不便です。
 健康は大事。

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