叔父の病院に付き添った話

 以前、叔父の病院に付き添ったことがありました。

 叔父が医者に言います。
「ふらつきがあって、すぐに息切れして、カラダがつらいです。時々めまいもします」
 熱弁です。

 医者がカルテを見ながら答えます。
「そうですかー。降圧薬を服用されているようだから、これの副作用かもしれませんねー。薬の種類を変えてみましょう」

叔父「…………」

 診察が終わって、叔父と2人きりになったとき、叔父は言いました。
「俺は出されてる薬は飲んでないんだ。だから薬の副作用はあり得ない」

(そもそも薬を飲んでないから、ふらつきとかめまいとかの症状がでるんじゃない?)

 医者の処方する薬が絶対に効くという保証はないと思いますが、前提が狂っていると正しい診察はできないとも思います。

 近い将来、DNAを解析して科学的にその人に合う薬が処方されるようになるでしょうから、薬の相性問題は解決するはずです。

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