映画「タイタニック」感想

　映画「タイタニック」を観ました。
　1997年の映画。

　公開された当時は話題になって大ヒットしたけど、興味が沸かなくてそのときは観ませんでした。
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　今回初めて「タイタニック」を視聴したけど、期待していなかったせいか、予想より楽しめました。
　面白いです。
　名作です。
　途中までは、恋愛映画というよりはパニック映画に思えたけど、結末まで観たらど真ん中の恋愛映画でした。

　結末の夢の部分は鳥肌もの。
　復学や釣り、乗馬とかの写真立ても、ローズのその後が描かれていて良かった（ジャックとの会話が伏線になっている）。
　ジャックは、ローズの記憶の中で生き続けていた、という解釈もできます。

　題材はありきたりだし、恋愛部分はしょーもない部分はあるけど、至る所に作り手の情熱を感じることのできる映画でした。

　貴族社会の外側と内側や、その時代の階級社会、若者の未熟さやバカさをよく表しているし、世代間の対立もあるし、もうてんこ盛りで、かつそれぞれが映画の面白さにつながっているのがすごい。
　ジェームズ・キャメロンの情熱を感じた映画です。
　しかし情熱だけでは面白い映画は作れない。
　技術と経験とセンスと予算と豪華なキャスティングと大勢のスタッフが必要。それがすべて備わっている映画だと思いました。

　もっと早く観ておくべきでした。