パソコンの液晶モニターの接続による見え方の違い

 液晶モニターをパソコンに繋げる方法はいくつかありますが、2016年現在の主流はDVI(デジタル)接続だと思います。
 かつてはVGA(D-SUB)接続が主流でした。
 ほか、HDMI、ディスプレイポートなどの接続方式があります。

 現在、自分が使っている接続方式はDVIです。
 ビデオカードはGTX750です。
 今となっては古めかしいビデオカードですが、消費電力が低く抑えられていて、それでいて3Dゲームもまあまあプレイできます。

 ところでCPUはi3-2120を使っていて、こちらには内蔵グラフィックが搭載されています。
 インテルHD Graphics 2000です。
 従ってビデオカードを取り外しても画像の出力は可能です。

 部屋が暑いので、夏の間だけビデオカードは取り外して、しばらくHD Graphics 2000で過ごしてみようと考えました。
 しかし、残念なことに現在使用中のマザーボードにはDVI接続がなくてD-SUBのみ。

 DVIはくっきりだけどD-SUBはにじみが発生します。
 いま、絵を描くこともあるので、液晶モニターのにじみは致命的なマイナスポイントです。

 調べてみると、滲むのは確かだけど、大きな差はない、という情報もありました。

 とりあえずビデオカードを取り外してHD Graphics 2000を使ってみます。
※モニターの「にじみ」についてはHD Graphics 2000は関係ありません。あくまで接続がD-SUBだから発生します。自分の使っているマザーボードが安物なので、DVI接続がないだけの話です。
PCのマザーボードをGA-H61M-DS2 REV5.Xへと交換したその後
 以前は「GA-B75M-D3H」を使っていましたが、そちらはDVI接続が可能でした。

 ということでHD Graphics 2000を使ってみましたが、接続がD-SUBだから、明らかににじみが発生しています。
 画像が、薄ぼんやりとなります。

「クリップスタジオ」の動作は、線を描いたり、色を塗ったりという作業は特に変化は感じませんでした。
 レイヤーを数百枚重ねたりすると変わるかもしれませんが。
 バケツで色を一気に塗ると、少し重くて、遅延も若干発生しました。
 同ソフトには3Dデッサン人形が付属していますが、それを起動してもぐりぐり動きました。

 画像の滲みについて、擬似的に再現すると、以下のような感じです。
dviはデジタルだからくっきり
D-SUB(疑似)の画質は滲む
 上がDVI、デジタル接続。
 下が、アナログ接続。
 画像を加工して、擬似的に再現しています。
 もし、現在あなたの使っている液晶モニターの接続がD-SUBなら、上の画像は、どちらも滲んで見えると思います。
 デジタル接続なら上はクッキリ、下は少しぼんやり滲む程度になるはずです。

 見え方は液晶モニターによっても変わってくるので、確実にこうなる、というわけではありません。

 絵を描くうえで滲みは大きい問題なので、結局、ビデオカードを使うことにしました。

 CPU内蔵のグラフィック能力も近年は上がってきているようなので、次に自作するときは、ビデオカードは使わないかもしれません。

 メールとか文章作成とかちょっとした動画を視聴という用途なら、接続はD-SUBでも特に問題ないのかなと思います。

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