「みいちゃんと山田さん」6巻までの感想


「みいちゃんと山田さん」を6巻まで読みました。
 想像していたよりも面白かった。
 面白いし、笑えるし、先が気になるし、ミステリーやホラーの要素もあり、社会的でありながらエンタメでもある。
 よくこれだけ詰め込んで破綻しなかったなと思いました。
 最終刊は7巻なので、結末がまだだから、それによって評価は変わるかもしれないけど、もし中庸な結末でも、十分にマンガ史に残る傑作なのではと思えます。

 X版の結末とは違ったものになるだろうと思います。
 犯人は誰か。
 山田かなーと思える。
 死ぬのはおそらく2人で、山田が間接的にその死に関わっているのかも。

 犯人が変質者とか、みいちゃんに悪意を持っている人物、または漠然とした現代社会などの場合は意外性がありません。
 意外性でいうとやはり山田なのではと思える。
 しかしこれも予想の範囲ではあるし、言及する人も多いです。
 だから、山田は全く関係がない可能性もあります。

 6巻の最後のほう、みいちゃんと山田の別れのとき、山田の台詞が書かれていません。
 みいちゃんは「みいちゃんと山田さんはずっと一緒だったんだね」と返します。
 これは伏線のように思える。

 同じ6巻に、2025年6月の山田が出てきて「失敗した失敗した…」とつぶやく場面があります。
 その背景の本棚には7冊の本が並んでいる。
 本作も7作で完結する。メタフィクションの側面もあるのかもしれない。
 けれども2025年6月時点では本作は完結していない。
 完結は2026年9月です。ということで偶然なのかもしれない。
 これも偶然かもしれないけど、ボイスコミックの声優は、みいちゃんと山田は同一人物です。
 山田とみいちゃんの立場の転換があるのかもしれないし、同一説も可能性としてはありえそう。

 みいちゃんはおかしい、山田は正常というわけでもない。
 山田とみいちゃんは共依存の関係にあります。
 ある部分では2人は同一なのかもしれない。

 全編にわたって仕掛けが多い漫画ではあるけど、イニシエーションラブのような結末になる可能性はあまりないような気がします。
 従って結末は、期待しすぎるとがっかりしそうでもあります。

 シゲオが良いキャラになったのは意外に思いました。
 本筋には関係ないかもしれないけど。
 挫折を経て、メタ認知の第一歩を獲得したように見える。

「みいちゃんと山田さん」は書籍の裏表紙に、断片的な情報が記されています。
 1巻は新聞記事で、宮城県死体遺棄事件、3月20日に、山林で成人女性の遺体が発見。2月から行方不明になっている女性との関連を調べている。死因は特定されていない。
 2巻は5ちゃんねるのスレッドらしきもので、死体発見に関してのもの。2012年3月21日。1番目の書き込みにエフェのみいちゃんで確定とあり、4番目の書き込みで、1はなぜエフェのみいちゃんと分かるのか、という疑問を呈している。
 3巻は心霊スポットについての記事。5年前にキャバ嬢の遺体が見つかった現場。現場では金色の毛が見つかったとのこと。5年も経つと髪の毛はなくなりそうではあるけど。
 4巻は、探していますのポスター。中村実衣子、失踪時21歳。平成24年12月15日頃から行方不明。
 5巻はみいちゃんのブログ記事。2012年12月3日。暗くてさむいお部屋にいるよ。あしたを友達と畑にアルバイトしにいくよ!
 6巻は誰かのメールで、毎月恒例の同窓会のお知らせ。みいちゃんが帰ってきたので緊急ミーティングをやる、というお知らせ。メールの日付は不明だが、11月3日にミーティングをやるとの情報。
 これをみると、1巻の新聞記事はみいちゃんではないのかもしれない。
 なぜなら新聞記事には2月から行方不明となっているから。
 4巻での探していますのポスターでは、平成24年12月15日頃から行方不明。
 3巻の心霊スポットの記事では、現場では金色の髪の毛が見つかっている。みいちゃんは茶髪で金髪ではない。
 みいちゃんのほか、もう1人死ぬのかなと思えます。

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