民間人から即応予備自衛官になれるように

 予備自衛官補出身の予備自衛官が、即応予備自衛官に任官できるようになったとのこと。
 所定の訓練を終了した予備自衛官補出身の予備自衛官数名が、2020年9月から即応予備自衛官に任官するようです。
 これはどういうことかというと、今までは即応予備自衛官は、自衛隊経験のある人しか任官出来ませんでした。

 予備自衛官補というのは、民間人が予備自衛官になるための制度です。
 3年間で合計50日の教育訓練に出頭し、修了後に予備自衛官になることができます。
 陸自の前期教育とほぼ同じ内容を履修するようです。

※技能系については教育訓練は50日ではなく10日間。技能系については即自にはなれないです。

 予備自補出身の予備自が、即応に行くというのは、自衛隊での部隊経験がないのに、年間30日とはいえ部隊勤務のある即自になるということです。
 
 予備自補の人が即自になるのに、一部の人は、否定的だったり懐疑的だったりするようです。
 それは分からなくもないです。
 自分も最初は少し懐疑的でしたが、改めて考えると、そうおかしな話でもないと思えるようになりました。

 予備自補出身の人でも、1年間、即自として勤務すれば、部隊に慣れると思います。
 部隊勤務の経験のある元自衛官にとっても、即自になると職種が変わる場合が多いので、最初の1年間は苦労する可能性が高いです。

 この記事を検索でたどり着いて読んでいる人もいるかと思いますが、たぶん予備自補出身の予備自の人で、即応を検討しているのかなと想像しますが、最初は苦労するかもしれないけど、1年もやれば慣れると思うし、2年目3年目は、常備自衛官とほぼ同じ訓練ができるから、民間人から見れば即自も常備も同じ自衛官であるし、迷っているぐらいなら即自になってもいいんじゃないかなと思います。
 合わなければ辞めればいいです。特にそんなに難しい話ではないです。
※ちなみに普通科は体力的にハードです。体力に自信のない人はやめておいたほうがいいです。

 予備自補とか、自衛官OBとか関係なく、即応予備自衛官は年間30日の招集訓練がありますから、そちらのほうの調整が難しいかもしれません。

 個人的な意見ですが、最大の問題は、予備自補とか、元自衛官だとか関係なく、その人自身の人間性にあると思います。
 文句ばかり言う人、周りを批判ばかりする人、どうでもいいことにこだわるような人は、どこかしらに問題があるように思えます。

 部隊勤務については、やっていれば慣れるのは間違いないです。

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