肉食の自分なりの答え

 子どもの頃はお肉が大好きで、よく食べていました。
 20代後半ぐらい、肉食に疑問を持つようになり、食肉のことを調べたりした結果、肉を食べる行為が悪のように思えて、一時期ですが、肉食を絶っていました。
 今は、肉も魚も野菜も、バランス良く食べることを心がけています。
 肉を大量に食べることはありません。
 昔のように一切口にしないこともないです。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということで、ほどほどが良いと思います。何事においても。

 昔は動物が可哀想だと思っていましたが、動物視点で考えると、人間の家畜になることによって、種が繁栄しているのは確かです。
 もちろん人間に比べたら寿命も短く、楽しみもそう多くはないでしょうが、自然のなかで生存競争を戦う必要はなく、エサは人間が用意してくれます。

 この食べるものに困らない点は、自然界では信じられないぐらい特殊な環境であると言えます。
 自然界の生物は、寝ても覚めても自分の食べる食料の確保に精力を注ぎ込んでいます。

 それらを考えたとき、肉を食べるのは決して悪いことではないんだなと思いました(ある種の自己正当化でもありますが)。
 人間と家畜は、契約をしているわけではないけど、それに近い関係にあります。
 人間は家畜の食と住を用意してやる。
 家畜の子孫も繁栄させる。しかし肉は食わせろと。
 家畜に選択権はないから、不平等な契約ではありますが。
 しかし、動物の家畜化というのは、そう簡単なものではなくて、家畜化が成功しているのはごく一部です。それを考えると、種が家畜化を是とした、という考え方もできます。

 肉食は悪いとは考えないけど、考えなしに大量に食べたりするのは良くないと思います。
 娯楽のために肉を必要以上に食べる行為は今でも好きになれません。
 例としては、大食いのたぐいです。

 肉食を絶っていた頃の弊害というか、牛肉があまり食べられなくなりました。
 100グラム程度なら問題はありませんが、それ以上食べると体調が悪くなります。
 たまたま体調が悪くなったのを誤解して、思い込んでいるだけなのかもしれません。
 牛肉の脂のにおいも気になるようになりました。

 よく食べるのは鶏肉です。
 鶏肉はおいしい。

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