クラクションは喧嘩を売っているのと同じ

 車やバイクのクラクションはむやみやたらと鳴らすものではないです。
 クラクションを鳴らす場面は、細い道とかで前の車がいきなり停車して、後方確認せずにいきなりバックしたときなどに限られます。
 相手に気づかせるため。
 あと、事故を回避するための手段のひとつでもあります。

 クラクションは基本的に「邪魔だどけ、危ないだろうこの野郎」という意味です。

 ただ、鳴らし方にもよって意味合いは若干異なるのは確かで、ぷっと鳴らす場合は、ごめんという意味もあったりするし、たとえば割り込みの場合、ありがとうという意味もあったりします。
 クラクションの鳴らし方で人間性が出ます。

 ぷーーー、は喧嘩を売っているのと同じです。

 少し前、路肩走行の軽自動車が割り込んできてクラクションを鳴らしたら恫喝された動画が話題になりました。
 恫喝が良い行為ではないけど、クラクションも同様です。

 関係を、車ではなく徒歩に置き換えると分かりやすくなります。
 道を歩いていた。
 前を横切られた、もしくは割り込まれた。
 ここで「おい、割り込むな」もしくは「前を横切るな」と声をかけるかどうか。
 普通の人はイラッとしても口には出さないです。

 なぜ声をかけないのか。
 それは「おい、割り込むな」もしくは「前を横切るな」と声をかけるのは喧嘩をふっかけているに等しいからです。
 これが車になると、平気でクラクションを鳴らす人がいます。
 若い人に多いと感じます。経験不足。
 車も人も一緒。
 車を機械と思ったら駄目です。
 車を運転しているのは人間です。尊重しましょう。
 そうすればあちらもこちらを尊重してくれます。

 割り込みされたくなければ、車間を詰めるしかありません。
 割り込みされるということは、割り込みされるスペースがあるということです。

 自分がもし割り込みされた場合、明らかに悪意を感じたのであれば(幅寄せとか)、クラクションは鳴らしませんが、信号とかで停車したとき口で抗議します。口でいうのは外交です。
 しかし割り込み(合流とかも)はタイミングの問題もあったりするので、判断が難しいです。
 自分も時々は割り込みするし、持ちつ持たれつの部分はあると思います。
 なのでタイミングの問題であれば仕方ないかと思って何も言いません。

 10年ほど前の話ですが、福岡市内の大博通りをバイクで走行していました。
 割り込まれたくないから車間は5メートルぐらいです。
 その5メートルの間に割り込んできたタクシーがいました。
 正直に言うと感心しました。
 よくこの隙間に入れたなと。

コメント

  1. 森崎 より:

    今朝、これやられて、追いかけて車降りていってひきずりおろして土下座させました。

    こっちはなんも危ない割り込み方してないのに車間詰めてクラクション鳴らしてきたんでぶちギレました。