美味しい賄い料理をつくるコツ


 飲食店の厨房で賄いを作っていて、気づいた点があるので紹介します。
 賄い料理は、従業員が食べる食事です。
 身内が食べるものなので、そんなに手の込んだ料理である必要はありませんが、適当に作ろうと思ったら、適当な料理しか作れません。
 ここら辺はバランスが大事です。
 飲食店の賄いなので、できれば美味しいものを作りたいと思っていました。
 賄いが不味いのは、飲食店としてレベルが低いです。

普通の料理を目指す

 賄いは、料理人の実験の場ではないので、あまり奇をてらったような料理は避けたほうがいいです。
 いわゆる創作料理は賄いには向きません。
 昔からある定番の料理は失敗が少ないです。
 たとえばハンバーグとか牛丼、肉じゃが、親子丼、カツ丼。
 大衆食堂に置いてあるメニューは参考になります。

 もし、創作料理をまかないとして出すなら、副菜がいいと思います。

まかないの味付け

 賄い料理の味付けですが、食べる人の嗜好に合わせるのが一番です。
 高齢なら、塩気は少なく、味付けは薄く、肉より魚や野菜を多用する。
 若い男性なら、濃いめの味付けで、魚より肉、という感じです。
 若い女性だったら、野菜系を多く用いるなど。

忙しいときの賄い

 忙しいときの賄い料理は、わざわざ作るのは面倒なので、お店にあるメニューで済ませることが多いです。
 唐揚げは簡単だし美味しいし、よく出していました。

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