昔働いていた飲食店にいた障害者

 障害者雇用の水増し問題が話題になっていますが、以前働いていた飲食店にも障害者がいました(障害者雇用対策での雇用)。
 A君としておきます。
 30代の男性。
 小太り。
 脂性。
 A君は軽度の知的障害で、正直、見た目は普通の範囲に入り、少ししゃべってみても、分かる人には分かるけど(こいつちょっと鈍いな程度)、分からない人は分からないレベルです。
 自分は、前もって聞いていたから知的障害があることは知っていました。

 A君の仕事ですが、キッチンとホールの中間、デシャップという場所にいて、キッチンから出てくる料理をセットする係でした。
 忙しいときは料理の運びもやっていたかもしれません。

 そのA君、自分は人間として全く好きになれませんでした。
 それは障害が関係しているのかどうか分かりませんが、アルバイトの若い女の子相手にはニコニコして(鼻の下を伸ばして)、相手が男やおばさんだったら、びっくりするぐらいの無表情で虚無の目で見つめます。
 相手が男、もしくはおばさんの場合は反応も0.5秒ぐらい遅かったりします。
 障害が関係あるとしたら、なにか脳のどこかの部分が欠落していたのかもしれません。
 障害は確か先天的なものだったと記憶していますが。

 いい年した爺さんでも、相手が若い女かそうじゃないかで露骨に態度を変えるのがいますが、ああいうのも一緒の知的障害なのかもしれません。
 加齢により知能が落ちているのでしょう。

 A君のことを自分は生理的に受け付けませんでしたが、正直、自分には関係がない世界の話だとも思いました。

 A君は、ホールの別の男性従業員に嫌われて、職場に居づらくなったのか、あっさりと退職しました。
 仕事が遅いというのと、自分の仕事しかやらない、自分の仕事がないときは頻繁にたばこを吸いに行く、あとはやはり相手によって態度を変えることも嫌われる原因になったのではと思います。

 A君は次の職は見つからなかったようです。
 退職して半年ほどして、再雇用してくれとお店にやってきました。
 やっぱり自分には関係ない話だなと思いました。

 ここでもし自分がA君と仲良ければ、もしくはA君に好感を抱いていれば、また雇ってあげればいいんじゃない? という意見を述べたかもしれませんが、前述のとおり、A君は生理的に受け付けなかったので何も言いませんでした。
 そのときは人員に余裕があったので、再雇用とはなりませんでした。

 障害者とか健常者とか関係なく、相手によって態度を露骨に変えるのは人間としてやっていけないと思います。
 障害者を生理的に受け付けないと言っているわけではないです。

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