フルフェイスヘルメット|SHOEI「XR-1100」とHJC「CS-15セブカ」比較

 新しくヘルメットを購入しました。
 HJCのフルフェイスヘルメット「CS-15セブカ」です。
 SHOEIの「XR-1100」とHJCの「CS-15セブカ」を比較してみます。

 結論から書けば、頻繁にバイクに乗る、または長距離を運転するならSHOEIのヘルメットがお勧めです。
 時々しかバイクに乗らない、そして近場しか行かないなら、HJCのヘルメットでもいいのでは。


 ▲HJCとSHOEIのヘルメット、比べてみれば、SHOEIのほうが色々な点で勝っています。 
 HJCのヘルメットが良い点は2つのみ。
 価格が安いのと、外観がきれい(見た目が良い)な点。

 ▲SHOEIのヘルメットのほうが様々な点で勝ってはいるのは確かですが、価格を考えれば、HJCのヘルメットのコストパフォーマンスは高いです。
 価格の差がある割には、そこまで機能面の差はありません。
 外観に至っては、ほぼ同じです。
 細部の作りはSHOEIのほうが丁寧ではありますが。

 自分がもし、毎日バイクに乗る、または月に数回、長距離を運転する必要があるなら、SHOEIのヘルメットを選びます。
 しかし、近場のお買い物ぐらいにしかバイクは乗らないのでHJCのヘルメットを買いました。

 しばらく使ってみて、使い勝手が悪いなら、改めてSHOEIかアライのヘルメットを買うかもしれません。
 今のところ、HJCのヘルメットを使い続けるつもりです。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の重さの違い

 キッチンスケールしかないので測っていませんが、ほぼ同じぐらいの重さに思えました。どちらが重いかならSHOEI「XR-1100」のほうが重いっぽい。
 どちらかが圧倒的に重い、軽い、ということはありません。

 帽体については「CS-15セブカ」のほうが小さいように思えたけど、測ってみたらほぼ一緒でした。
 94センチぐらい。 

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の視界の違い(シールド)

「CS-15セブカ」のほうが視界は良好でした。
「XR-1100」は若干視界が狭いです。

 視界は広ければいいともいえません。
 視界が広ければガードされる範囲が狭いということにもなります。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の装備

 チンガード、プレスガード、共に装備。
 ベンチレーションは「XR-1100」のほうが開閉部は多いです。
 大きな差はないものの「XR-1100」のほうが夏場は涼しいと思います。

 シールドは「XR-1100」は標準でも二重になっており、冬場でも曇りません。
「CS-15セブカ」は普通のシールドのため、冬場はシールドを締め、ベンチを閉じればシールドは曇ると思われます。シールドを少し開ければ曇りは解消できます。
 別売りでピンロックシートを装着することも可能なはず。買う予定はありません。

「CS-15セブカ」「XR-1100」どちらも収納用の布袋が付属します。

 付属のシールドについては「XR-1100」は、実はクリアではなく、少しスモークが入っています。
「CS-15セブカ」のシールドはクリアです。

「XR-1100」のシールドの、少しだけ色が入っているシールドのほうがスタイリッシュではあります。
 シールドについては好みもあるし、付け替えることも簡単です。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の内装

 内装はどちらも取り外し可能です。
「CS-15セブカ」は購入したばかりなので、内装の耐久性については分かりません。
「XR-1100」の内装は5~6年もすれば劣化がみられるようになります。

 ▲フィット感は「XR-1100」のほうが上。
 しかし「CS-15セブカ」は購入したばかりでまだ馴染んでいないだけの可能性もあります。

 追記
「CS-15セブカ」を何日か使用してみましたが、馴染んできたようで、かぶり心地は悪くないと思いました。
 個人差はあるとは思いますが。
 些細なことですが、耳のあたりがちょっと擦れる感じはします。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」のサイズ

 サイズは共にMですが「CS-15セブカ」のほうが小さく感じました。
 若干窮屈。
 使っていくうちに馴染むかもしれません。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」のかぶり心地

 かぶり心地は「XR-1100」のほうが良かったです。 
 しかし「CS-15セブカ」を使い慣れてないだけの可能性が大です。

 パソコンのマウスでも、新しいマウスを購入すると、慣れるまで一苦労ですが、ヘルメットも同じところがあるのかもしれません。
 かぶり心地を評価するためには、1~2ヶ月は時間が必要だと思います。

 2つのヘルメットを比べると差は感じますが、圧倒的なものではないです。
 自分にとっては十分に許容できる差でした。

 たとえば5000円程度のフルフェイスヘルメットは使っていて不安を覚えたりしますがHJC「CS-15セブカ」の場合、そのような不安な気持ちは抱きませんでした。
 少し速度を出しましたが不安感もなし。

 しかし風切り音は「CS-15セブカ」は気になりました。
 うるさい、という訳ではないので、許容範囲ではあります。
「XR-1100」を使っていて、風切り音が気になった経験はありません。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の安全性

 安全性は不明。
 恐らくSHOEI「XR-1100」のほうが安全性は高いはずです。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」は安全性のテストを行えば前者に軍配が上がるでしょうけど、普通に使う分に値段ほどの差は感じません。

「XR-1100」と「CS-15セブカ」の外観


 ▲見た目に関して言えば「CS-15セブカ」は健闘していると思います。
「CS-15セブカ」は「XR-1100」に比べて値段が半額以下です。
「CS-15セブカ」は1万5000円程度ですが、とてもそんな金額のヘルメットには見えません。
 写真で見れば分かりますが、同じようなヘルメットに見えます。

追記

 フルフェイスヘルメットは7年ぶりに購入しました。
 まだ馴染んでいないので、しばらくして何か感じれば追記します。

 HJCのヘルメットは思った以上に良かったです。
 どちらがいいかならSHOEIやアライですが、コストパフォーマンスだとHJCが最高です。

 ヘルメットに関するエントリーは以下をご覧下さい。
バイクのヘルメットの色について
XR-1100(バイクのフルフェイスヘルメット)のレビュー
フルフェイスヘルメットの選び方

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