柳原病院の非常勤医師が、女性患者に猥褻な行為を行った疑いで警視庁に逮捕されました。
患者は30代の女性らしいです。
一報を聞いたときは、医療行為にかこつけた猥褻な行為は、時々ニュースになるし、特に珍しいことでもないのかなと思いました。
かつて、自分の友達の彼女が、病院で盗撮されたなんてこともありました。
あってはならないことだけど、まあ仕方がないのかなと思っていたら、なんと病院が「警視庁の不当逮捕に抗議する」と声明を出しました。
リンク先が消えることも考慮して、簡潔に要約します。
病院はこの件について調査を行ったが、患者の訴えは、幻覚や錯覚だと確信している。
事件の一報を聞いたとき、医師が患者に猥褻行為はあり得ないことではないとは思ったけど、若干ながら、患者の妄想とか幻覚とかもあり得るのではとも思いました。
病院側は、院内調査を行って、患者の訴えは間違いであり、医師による猥褻行為はなかったと結論を出しました。
逮捕は不当だと言ってるわけですが、警察と病院の言い分が真っ向から対立している点が、面白いといったら不謹慎ですが、なぜこんなことになるのか不思議に思えました。
猥褻行為があったとされる場所は4人部屋らしいです。
術後の経過観察のために看護師が頻繁に顔を見せていたそうです。
多くの目があるのに、そんな猥褻行為ができるわけがないと病院側は説明しています。
けど、これは猥褻行為がなかったとする根拠には乏しいです。
4人部屋といっても、カーテンを引けば他の人の目を遮断できます。
自分が4人部屋の入院患者として、カーテンが引かれた場所を覗こうとは思いません。
看護師が頻繁に様子を見に来る環境でも、間隙をついて猥褻行為に及ぶのは無理ではないと思います。
医師であれば、看護婦の行動を把握している可能性も高いです。
警察発表では、患者の体から医師の唾液が検出されているそうです。
もし唾液検出の件が本当なら決定的だと思います。
証拠がねつ造されているなら、それは大問題だし、古い時代ならいざしらず、2016年の現代で、証拠のねつ造なんてするのかなというのが素朴な疑問です。
警察が医師を猥褻行為で逮捕するということは、チンピラを、別件で逮捕するなんて次元の話ではありません。
警察は、チンピラを、違法すれすれな手段をつかって拘留したり、逮捕したりということはあると思います。
証拠のねつ造とかも、あるかもしれません。
けど、医師を相手にそんなことをするだろうかと思います。
その医師は、立件されればもう医師として働けないでしょうし。
逮捕された医師は、容疑を否認しているそうです。
まあけど、実際のところは分からないです。
この件は今後注目していきたいと思います。
追記
裁判では無罪判決が出ました。
しかし真実は当事者にしか分からないと思います。
追記
二審で有罪判決となりました。
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