いままで海外ドラマは色々視聴しましたが「デクスター」は、その中でもトップクラスの面白さでした。
デクスターは殺人描写などが多いので、血が苦手な人は向かないかもしれません。
そういうのが嫌いでなければお勧めできます。
「デクスター」はシーズン8で完結しています。
自分はシーズン7まで視聴済み。
シーズン8はまだ観ていません(8は評判が良くないです)。
「デクスター」のストーリーをざっと説明すると、主人公のデクスターは、表向きは、警察に勤める鑑識官。
けど実はシリアルキラー。
殺す相手は、殺人鬼の場合が多いです。
人を殺したけど、法の不備などで野放しになっている殺人鬼です。
もしくは性犯罪者。
デクスターがなぜシリアルキラーになったのか、という点は、シーズン1で語られます。
「デクスター」のシーズン1の感想は以下のエントリーをご覧ください。
・海外ドラマ「デクスター」(シーズン1)の感想
「デクスター」は好きな海外ドラマなので、何度も観ています。
今回、シーズン2を見直しました。
4回目か5回目です。
デクスターのシーズンで一番面白いのは(シーズン1は除くとして)、自分は2だと思います。
結構賛否が分かれる場合が多いようです。
よくある意見は、シーズン1は面白い。最終シーズンの8はひどい。
「デクスター」シーズン2の粗筋ですが、デクスターは殺した相手を海に捨てていたけど、それがダイバーによって発見されます。
「湾岸殺人鬼」(ベイハーバーブッチャー)と名前がつけられ、捜査が進むことに。
FBIからはフランク・ランディというお爺ちゃん捜査官が派遣されてきます。
デクスターは彼女のリタから麻薬依存を疑われて、依存症の会に参加することに。
アディクション云々という単語が出てきます。
そこで、ライラという女性と知り合うけど、このライラがくせ者です。
ライラはやがてデクスターに異常な執着心を抱くようになります。
妹のデボラは、シーズン1で事件に巻き込まれて休職していたけど復職します。
序盤はまだ情緒不安定なところがあります。
デボラ、個人的に好きなキャラですが、尻軽です。
ジムで知り合ったばかりの男性と寝て、そのあと付き合うことになるけど、湾岸殺人鬼捜査のためにFBIから派遣された捜査官ランディ(ランじいw)にも惹かれて、結局デボラは自分の父のようなランディを選びます。ファザーコンプレックスなのかもしれません。
ドークスは、ようやくデクスターの秘密に辿り着くけど、誤解されて、自分が殺人鬼だと疑われることになります。
全体は12話で構成されています。
9話まで見ると残り10、11、12は、一気に見たくなります。
衝撃的な展開です。
シーズン2は面白いけど、全体的に都合が良すぎです。
最初に視聴したときも、ん? ……ま、フィクションだし……と思ったけど、繰り返し観ると、そこら辺の粗が目立ちます。
デクスターは自分の船についた血を洗うけど、それが録画されていて、ランディにバレそうになります。
デクスターは証拠を隠滅しますが、あの方法は現実味がありません。
まだ建物ごと爆破するとかのほうがリアリティがあります。
そうなると話の大筋まで変わってしまいそうですが。
あと、密室で、ドークスに頭突きを食らわせる場面も、もし、あれが録画なり録音なりされていたら、デクスターは窮地に立つはず。
「録音はしていない(テープレコーダーは持っていない、だったかも)」とドークスは言うけど、それは嘘かもしれません。
ドークスが指名手配されたあと、デクスターにはFBIの護衛がつきます。
家に帰り、窓から抜け出して、母を殺した男の死体を処理しに行くけど、あそこもちょっと都合が良すぎ。
もし、何かの用事で護衛の者がノックをしたり家の中に入ってきたら、デクスターが不在なのがバレます。
シーズン2は、ドークスが可哀想です。
デクスターに感情移入できれば、大いに興奮できるストーリーだとは思いますが。
ハラハラドキドキ。
悪事がバレたと思って観念したら、実はそれは勘違いで、ドークスが犯人だったことになってしまう。
ドークスの最後は悲惨でした。
味方はマリアだけです。
手を下したのはライラだけど、その原因を作ったのはデクスターなのは間違いありません。
ドークスを陥れるために無実の男を殺人犯に仕立てようともしました。
少し離れたところからみたら、デクスターは果たして善人なのか悪人なのか、それが不明瞭になります。
直接手を下したわけではないからギリギリOK……という考え方なのかもしれませんが自分はアウトだと思います。
細かなことだけど、警察署に併設された遺体安置所ですが、ゴミ収集車が冷房装置を壊したことになっているけど、あれもデクスターの工作によるものです。
ゴミ収集の人は可哀想です。
壊してもないのに壊したと言われて。もしかするとそれで仕事をクビになったかもしれないし賠償金の支払いが発生したかもしれません。
物語には直接関係ないけど、11話にマックスというFBI捜査官が出てきますが「ブレイキングバッド」のマイク役の俳優さん(ジョナサン・バンクス)でした。
物語がデクスターの思い通りに進みすぎて、ご都合主義的なところはあるけどそれを差し引いても、後半の展開は秀逸です。
デクスター関連は以下をご覧ください。
・海外ドラマ「デクスター」(シーズン1)の感想
・海外ドラマ「デクスター」シーズン2の感想
・海外ドラマ「デクスター」シーズン3の感想
・海外ドラマ「デクスター」シーズン4の感想
・海外ドラマ「デクスター」シーズン5の感想
・海外ドラマ「デクスター」シーズン6の感想
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