グリングリンのハンバーガー

　福岡県の篠栗の外れのほうに「グリングリン」というハンバーガーのお店があります。
　おいしいらしい。
　ということで、ハンバーガーを購入しに行ってみました。
※グリングリンは、宇美にも店舗があります。

　グリングリンの営業時間は午前11時から夜は19時まで。
　休日は午前10時からオープンします。
　仕込んだ分がなくなったら営業終了とのことです。
　定休日は木曜日（祝日の場合は営業するようです）。

　平日の11時ちょうどに行くと、すでに先客（男性2人組）がいて、自分は2番目になりました。

　▲自分が注文したのは普通のハンバーガーと、フライドポテト。
　ハンバーガーは400円。
　フライドポテトは160円。

　車で立ち寄る人が多いようで、注文したあとは車の中で待つのが作法みたいです。
　お店の人がハンバーガーを車まで持ってきてくれます。

　注文の模様を書きだしてみます。
店員「こんにちは」
自分「こんにちは」
店員、伝票に何か書き付けている。
自分「……注文いいですか」
店員、何も反応せず伝票に何か書き続ける。書き終わるまで待って、
自分「ハンバーガーと」
店員「ハンバーガー400円です」
自分「ハンバーガーと、フライドポテトを下さい」
店員「560円です。フライドポテトは細いのと太いのがありますが」
自分「細いので」
店員「お車までお持ちしますが、ナンバーは……」
自分「徒歩です」
店員「あ、そうですか」

　自分は店舗前のベンチに座りました。
　テーブルの椅子に座ったわけではないです。自販機の横にあった、店舗から少し離れたベンチ。
　3組目のお客さんも来ました。

　5分ほどして、自分が注文したハンバーガーができて「ハンバーガーのお客様」と呼ばれました。
　車の場合は、車まで持っていくようですが徒歩の場合は呼ばれるみたいです。
　ちなみに1番目のお客さんは後回し。
　そちらは2人組で、チーズバーガーとアボカドバーガーとかだったので作るのが面倒だったのだと思います。
　お昼時は混むようだから、さばける客からさばいていく考え方なのかもしれません。

　しかし順番通りじゃないのは少し気になりました。
　お昼時で混雑しているときなら仕方がないけどオープン直後のことです。

　呼ばれたことについて補足。
　車の場合、ナンバーを目印に持っていくと思われます。
　徒歩の場合は、目印がないから呼ぶのかもしれません。
　ただ、自分の座っていたベンチは、店舗の注文する場所から見えるので、自分がどこにいるのか分からない状況ではありませんでした。

　グリングリンのハンバーガー、家に帰って早速食べてみました。

　▲おいしい。
　パンズが独特。
　内容はビーフパテ、タマネギ、ピクルス（キュウリかも）、レタス、トマトの輪切り。
　味付けは、マスタードソース、ケチャップ、サウザンドアイランドドレッシング（プラスアルファ）と思われます。
　ハンバーガーが400円は高いと思ったけど、十分にその価値はあると感じました。

　バーガーキングのワッパーとどちらが大きいか？　ウィキペディアによると、ワッパーは290グラム。
　グリングリンのハンバーガーも、重さはだいたい同じぐらいでした。285グラム。
　重さはほぼ同等です。

　▲グリングリンのフライドポテトは、特に感想はないです。ふつう。
　細タイプの塩味。
　分量はおそよ100グラム。

　グリングリンのハンバーガー、おいしかった。
　リピートはなし。
　客の順番をすっ飛ばした点と、商品ができあがって、客が車で来てるならその車まで持っていくのに徒歩なら呼びつける点を考えると……自分は正直、このお店は客のことを考えてないんだな、と感じました。

　客の順番を飛ばしたのは、自分は飛ばされたほうじゃないけど……やっぱり気になる。
　人を舐めてます。
　今回は早かったけど、後回しにされることも十分にあるということ。
　運任せです。
　客のことを考えるなら、これはやってはいけないことです。客はパズルのピースじゃなくて人間です。
　混んでいるなら順番が前後するのは仕方ありません。
　けど、最初も最初。1番目と2番目を逆にするのは驚きでした。

　できあがった商品をベンチまでも持ってきてくれないのも傲慢です。
　呼びつけるのがそのお店のやり方なら、特に気にならなかったと思います。
　車の場合は車まで持っていくのに徒歩の場合は呼びつけるのかよと。
　この点も、お昼のピーク時なら理解できるけど、開店した直後のことです。

　近くのマクドナルド（門松店）は、持ち帰りで注文して席に座っていると、その席まで店員さんが持ってきてくれます。
　カウンター越しに呼ばれたりしません。

　グリングリンに話を戻して、細かいけど「ハンバーガーのお客様」と呼ばれましたが、ハンバーガーとフライドポテトを注文したのに、フライドポテトは無視したのも気に障りました。
　入れ忘れとかじゃないけど「ハンバーガーとフライドポテトのお客様」と言うのが本当です。
「フライドポテト」を言葉にするのが面倒だったようです。やっぱり人を舐めてる。
　アナログもいいところ。
　自分がもしAIとかプログラムで動くタイプのそれだったら、反応してないです。
　営業開始初っぱなから順番をすっ飛ばし、言うべき言葉も言わず、商品のできあがりに客を呼びつけるのは、ハンバーガーはうまいけど、従業員のレベルは低いです。
　カッペバーガー、カッペ店員と呼びたい。
　田舎の自営業者の悪いところを凝縮したような感じ。

　最初の注文のときも、こちらの注文が終わったのを確認もせずに「ハンバーガーは400円です」と即座に答えたのもつっけんどんに感じました。
　感じが悪いです。
　ここ10年ぐらいで、最低の接客レベル。
　これは相当なものです。
　競艇場の食堂にも劣ります。

　それらのマイナス点は大したことはないです。
　書くかどうかも迷いました。
　大したことはないけど、ネガティブであるのは間違いないので。
　他者の欠点は目立ちやすいというのもあります。

　クレームを言うほどではないです。
　あ、この店はこういうことをするんだな、と思っただけ。

　このお店のハンバーガーおいしかった！　また来たい！　なんて適当に書いておけば角も立たない。
　しかし、順番は守らない、客を呼びつける、言葉は端折る、3つもマイナス要素（注文の確認をしないのを含めれば4つ！）が揃うのは基本的な考えがお粗末である証拠だと思います。
　たまたまだとは思えません。
　恐らくずっとこの調子だと予想します。

　意外なことに評判はいいです、このお店。
　なので逆に期待値が高かったのかもしれません。
　ま、田舎のお店なのでこんなものかもしれません。
　自分と同じように感じている人は多いと思います。