放送大学の「歴史と人間(2014)」についての話

 放送大学の「歴史と人間(2014)」は難易度が高いです。
 放送大学に入学して、初めてとった科目が「歴史と人間」と「生活者のための不動産学入門」でした。
 単位認定試験は、不動産学についてはAプラスでした(自分でも驚き)。
 けど「歴史と人間」は、評価はEで、試験は不合格。
 テキストを勉強していなかったわけではないし、過去の試験問題もチェックして、もちろん放送授業も一通り観ていたのに不合格でした。
 舐めてかかっていた部分も否定はできません。
 元々歴史は好きなほうだったので、特に今回力を入れて勉強した、というほどでもありませんでした。

 試験を受けたのが2015年1月です。
 追試験は半年後の2015年7月でした。
 半年も時間があったけど、このエントリーでは、自分がどのように歴史と人間を勉強したのかを記したいと思います。
 まだ試験の結果はでていませんが、たぶん……合格していると思います。
 Aプラスではないとは思いますが……

 もし歴史が苦手ならば、本科目は履修しないほうが賢明です。

「歴史と人間」の内容

 勉強(正確には復習)を始めたのは試験の半月ほど前です。
 あまりに早く勉強に取りかかりすぎても忘れてしまうかもしれないと考えました。
 あと、放送授業もテキストも一通り履修済みだったので、再度同じ内容を勉強するのもバカらしいという気持ちもありました。
「歴史と人間」は、15章から成り立っていますが、1章は科目の概要、14章と15章はまとめ的なものです。
 なので重要なのは、2章から13章までと思います。
 試験もこの範囲からでるはず。
 ちなみに各章で取り上げる内容は以下となっています。
2章 天武天皇と持統天皇-日本という国家の成立-
3章 西行と定家-日本の文化-
4章 北条泰時-武士と政権-
5章 李退渓-朝鮮儒学の大成者-
6章 ルイス・フロイス-16世紀の日本を記録したポルトガル人-
7章 豊臣秀吉-神になった天下人-
8章 モンテーニュとマリー・ド・グルネー-『エセー』の作者と「義理の娘」-
9章 マルタン・ゲール、メノッキオ、そしてピナゴへ-民衆の生きざまを掘り起こす-
10章 メアリ・ウルストンクラフト-女性解放運動の先駆者-
11章 ラスキンとモリス-中世主義と近代-
12章 津田梅子-明治初年の女子留学生-
13章 孫文-東アジアの変革者-

 広く浅く、という感じだと思います。
 以下の章は自信があったので復習はほとんどしませんでした。
5章 李退渓-朝鮮儒学の大成者-
6章 ルイス・フロイス-16世紀の日本を記録したポルトガル人-
7章 豊臣秀吉-神になった天下人-
12章 津田梅子-明治初年の女子留学生-
13章 孫文-東アジアの変革者-

 以下の章を重点的に復習しました。
 放送授業を観て、テキストで復習する、というやり方です。
 ノートにまとめるのは面倒だったのでやっていません。
2章 天武天皇と持統天皇-日本という国家の成立-
3章 西行と定家-日本の文化-
4章 北条泰時-武士と政権-
8章 モンテーニュとマリー・ド・グルネー-『エセー』の作者と「義理の娘」-
9章 マルタン・ゲール、メノッキオ、そしてピナゴへ-民衆の生きざまを掘り起こす-
10章 メアリ・ウルストンクラフト-女性解放運動の先駆者-
11章 ラスキンとモリス-中世主義と近代-

 特に難しかったのは以下の2つ。
3章 西行と定家-日本の文化-
11章 ラスキンとモリス-中世主義と近代-

 ラスキンとモリスに関しては、何度テキストを読んでも頭に入りませんでした。
 なのでこれは捨てました。

 肝心の試験ですが、これだけ復習しても、自信をもって「手応えがあった」とは言えませんでした。
 テキストを全て丸暗記すれば解ける問題ばかりですが、全てを暗記するのは普通は無理だと思います。
 しかも、追試験では、過去問や中間テストからの出題はゼロでした。
 似た質問はいくつかありましたが。
 繰り返しになりますが、歴史に興味がない、もしくは歴史が苦手ならこの科目は履修しないほうがいいです。

 試験の結果がでたら追記したいと思います。

追記
 試験の結果については以下のエントリーをご覧ください。
放送大学の2015年1学期における単位認定試験の結果

コメント

  1. 特命 より:

    この科目は私は落しました

    個人差はあると思いますがやはり難しい科目だと思います

    • yamabekaname より:

      歴史と人間の試験は出題範囲が広範囲なのと、担当講師がたくさんいるので、お互い張り合っている……といったら変な表現かもしれませんが、そんな感じがします。
      入口なので、もっと簡単でもいいんじゃないかと思いますね。