「ER緊急救命室」シーズン1の19話「生と死と」感想

「ER緊急救命室」のシーズン1の19話「生と死と」を視聴しました。
 このお話は、グリーン先生が妊婦に対して誤診をして、結果、死なせてしまうお話です。
 最初は和気藹々とした雰囲気だったのに、徐々に情勢が悪いほうに傾いていき、最後はどよんとした雰囲気で終わります。 

 どうしようもないことを描いているところに、人生を感じさせられます。
 もちろん、グリーン先生が誤診してしまったのが、根本的な原因です。
 しかし、本来ERは初期治療を施す場所であって、産科ではありません。
 産科が専門ではないグリーン先生がミスしてしまうのも仕方がない……とも言えないでしょうか。亡くなった人や関係者にとっては医者は医者ですから。

 医療に限らず、このようなミスや悪循環はどんな業種でもあると思います。

 ちなみに、自分はグリーン先生があまり好きじゃないです。
 この次の話の20話で 新任の外科部長が登場します。
 グリーン先生はマグーの店で食事をしていて、新任の外科部長が隣に座ります。外科部長が親しげにいろいろと話しかけますが、グリーン先生はそれに答えずに席を移動してしまいます。
 もちろん、グリーン先生は、患者を死なせたばかりで心理状態が良くありません。
 けれどもそれで人に対して冷たくするのは人間として未熟です。

 19話を見た後、ERのシーズン1を最初から最後まで視聴しました。
 面白かったです。
 ERは長々と続いたドラマですが、最初のシーズンの完成度は高いです。

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