飼い猫が病気になったらどこまで治療するべきか

 突然、飼っている猫が苦しみ始めました。
 歩けなくて、壁にぶつかったりして、尋常ではない様子です。
ペットの体調が悪かったので病院に連れて行きました

 亡くなった猫ですが元々は捨てられていた猫です。
 そのときは動物は何も飼っていなかったから1匹ぐらいならどうにかなるかと思って世話を始めました。
 結局のところ猫は14年も生きました。

 薬の誤飲か、何かの中毒だと思っていましたが、多分、病気だと思います。
 もしくは、薬の誤飲などが引き金になって、内臓が弱ってしまったか。

 動物病院に連れて行きましたが、点滴と注射を打ってもらっただけです。
 CTスキャン、MRIなどで調べることもできましたが、それは選択しませんでした。

 積極的な治療をしなかった点について、理由をあげればきりがありません。
 そのほとんどは自己正当化に繋がります。
 そして考えてみました。
 もし、治療する選択をした場合も、同じく自己正当化に繋がるのではと。

 動物は、言葉を喋ることができないし、治療についても理解しません。
 意思決定ができません。
 治療が大きなストレスになる可能性もあると思います。

 14歳という年齢も考慮すると、無理に治療しないのがベストだろうと結論づけました。
 もしまだ若いのであれば、少々治療費が高額になっても治療したかもしれません。
 飼い主の責任だと思います。
 とは言っても、経済的な問題があるなら、運命と思って諦めてもいいのではとも思います。
 所詮猫ですから……

 猫が病気になって、どこまで治療するかは、答はないと思います。
 もし、苦しみがあるようなら、それを取り除く努力は必要だとは思います。

 病院から帰ってきたときは、まだ歩くことは可能でした。
 けど、食べ物はいっさい口にしません。
 水を飲ませようとしても嫌がります。
 猫は暑さに強く、水分も人間ほど必要ないはずですが、いっさい飲みません。
 無理に飲ませようとしたら吐きました。

 このまま水も飲まないようなら、もう一度病院に連れて行って、点滴でもしてもらおうか――なんて考えたけど、いや待てよ、それは猫にとって良いことなのか? と考えてみると、自然に任せるのがいいのかも、と思い直しました。
 水を飲みたくないなら、無理に飲ませる必要はないと思います。

 もし、点滴をすれば、数日間、命は延びたはずです。
 けど、猫にとっては、拷問に等しいのかもしれません。
 水も飲まない状態になったら終わりだと思います。

 病院から帰ってきて2日目ぐらいからは、幸いというべきか、苦しんでいるようには見えませんでした。
 ただ横になって、静かに息をしているだけです。

 病院に連れて行った日の4日後に亡くなりました。
飼っていた猫が亡くなる

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