個人事業主になって2年目を迎えました。
関連エントリーは以下をご覧ください。
・自営業になって1年間が過ぎた感想
人に職業を説明するときは、全部言うと面倒だから、ざっくりと「デジタルコンテンツの制作」と説明しています。
前置きはこの辺にして、本題に入ります。
どうやったら起業などで成功できるかについて。
結論から述べるなら、以下のふたつが重要です。
『高い生産性』
『諦めない精神(継続性)』
実績を上げることのできる人が優秀だと言われます。
これは誤解です。
認知心理学者のダニエル・カーネマンは、その著作「ファスト&スロー」でこう書いています。
多くの人は信じたくないかもしれないが、統計的には「成果が出るかどうかは、実力よりも運の要素が遥かに大きい」
運の要素については、以下のエントリーをご覧ください。
・運が良いとはどういう意味かを考えてみる
この「運の要素」は重要です。
歳をとってからよく分かりました。
若い頃は運なんて、大したことないと軽んじていました。
違います。
運は最重要です。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、という言葉がありますが、案外と的を射ている言葉です。
かといって、低質な仕事ばかりを連発しても駄目だと思います。
素早く生産し、改善するべき所を洗い出し、常にブラッシュアップを行う。
そうやって仕事を継続していけば……いずれ何かしらのヒットが発生する――ということです。
駄目なパターンは、この逆を行けばいいです。
つまり、生産性が低く、すぐに諦める。
成功にせよ失敗にせよ、物事は、あとから考えると、自明の理であるように思えたりします。
これも錯覚のようです。
関連エントリーは以下をご覧ください。
・「○○が成功した理由。○○が失敗した理由」がほとんど当てにならない件
たとえば、ある商品がヒットしたとする。
ヒットしたあとに考えると、成功の要因がいくつも出てきます(失敗でも同様)。
論理的に考えると、資金や時間をかけて、大きなプロジェクトを進めると、揺るぎもない成功が約束されるように思えますが、これも錯覚です。
1年に1度、商品を発表をするよりも4~5回にわけたほう(クオリティは下がるにしても)がヒットの兆しが見えますよ、ということだと思います。
コメント
すみません、文章読んでて
『高い生産性』
『諦めない精神(継続性)』
の2つがどう運と絡んでいるのか読み取りづらいです。
高い生産性で続けていけばいつかはヒットする・・・それは運ではなく確率、期待値論なのではないですか?
80%の確率でヒットする仕事と40%の確率でヒットする仕事をそれぞれ5回続けて1度もヒットしない確率は、前者が0.03%、後者が7.7%です。
1回だけならそれぞれ20%、60%なんですよね。
そういう見せ方のほうが分かりやすいのではないでしょうか。
私も個人事業主ですが、個人事業主のレベルで成功を求めるのなら
「人と同じ事をしていたら勝てない」が全てだと思います。
真似されたらもっと違うことをすればよいだけです。
オリジナリティーが大事です。