キャリーは、ブロディの車に乗って週末旅行に行きます。
2人は酒場で、ビリヤードをしますが、変な男に絡まれて退散することに。
88がヒトラー礼賛の意味があるのは初めて知りました。
2人はキャリーの姉の別荘に身を寄せます。
キャリーは、こっそりと拳銃を引き出しに忍ばせます。
一夜を共にして、翌朝、寝ぼけ眼のまま、キャリーは朝食を準備しようとするけどうっかり「ヨークシャーゴールドは置いてない」という発言をします。
ニックは「なぜ紅茶の好みを知っている?」と聞く。
キャリーは「ラングレー(CIA本部)でも飲んでたから」と誤魔化そうとするけど、ニックはここで感づきます。
「監視していたのか?」
ニックは、キャリーに「俺に近づいてきたのは作戦なのか?」と詰め寄ります。
ここは、この回の見所です。
確かにキャリーはブロディ家に監視カメラをつけて(違法な行為)、ニックの動向を監視していました。
彼女がニックとの距離を縮めたのも、尻尾を掴みたいから。
なので、キャリーは痛いところを突かれて狼狽します。
そして、腹をくくる。
キャリーとニックは対峙します。
キャリーは疑問点を問いただしますが、ニックはイスラム教に改宗した、と告白します。
キャリーは理解できない、という表情ですが、ニックは「8年間も絶望のなかにいたのだから、神に祈りたい気持ちにもなる」と言います。
敵地では、聖書は手に入らなかった。
だからイスラム教に救いを求めた……
ニックの言葉を信じるなら、彼が礼拝しているのは、テロリストだからではない、ということです。
ほかにも、キャリーは怪しい点をニックに問います。
ニックは、よどみながらもそれに答えます。
嘘をついていた理由など。
ここは、迫真というか、なるほど、そうだったか……と説得力がありました。
2人は口論となりますが、その最中、ソールからキャリーに電話があります。
死んだと思われていたトム・ウォーカー伍長が生きている、というのです。
キャリーは「アメリカ兵捕虜が転向した」という情報をもとに、ニックを疑っていましたが、ウォーカー伍長が生きているのなら、話が少し違ってきます。
転向したのは、ウォーカー伍長かもしれません。
キャリーは自らの勘違いを認めて、ニックに謝りますが、ニックは、ただひとこと。
「fuckyou」
……ニックの気持ちも分からないでもないです。
テロリストだと思われていたのはショックだと思います。
ま、この回まで見ても、ニックがテロリストかどうか、転向しているかどうか、というのははっきりとは分かりません。
ニックはキャリーにとって敵だと思っていましたが……実はそれは違うようです。
視聴している人間も、まんまと欺された、ということなのか。
ホームランドのシーズン1は、全13話なので、この7回目が折り返し地点です。
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