「ベター・コール・ソウル」シーズン1の感想です。
「ベター・コール・ソウル」のシーズン1は10話から構成されています。
1日で見るのは大変ですが、週末を利用すれば全話見るのも可能かもしれません。
1話から6話ぐらいまではダラダラと時間をあけてもいいと思います。
7話ぐらいからは、一気に観た方が楽しめると思います。
体裁は法廷ドラマ、かつコメディですが、本質は人間ドラマです。
具体的にいうと、ある兄弟の物語……と見せかけて実は、ある弁護士が、どのようにして悪の道に足を踏み込んだのか、というきっかけを描写するドラマです。
「ブレイキングバッド」のソウルグッドマンはユーモラスなお調子者の、裏稼業に強い弁護士ですが、あくまで脇役でした。
「ベター・コール・ソウル」でのソウルグッドマン(ジミー)は主人公ですから、表面的にはやはりユーモラスだけど、その内面の部分の描写もあります。
シーズン1の10話を全て見れば、ソウルグッドマンを構成する要素がお笑い一辺倒ではないことが理解できると思います。
そこには怒りもあるし、悲しみもあります。
最初のほうはコメディの要素が強いけど、中盤からはお笑いはなりをひそめて、次第にシリアスな展開が増えてきます。
「ブレイキングバッド」というドラマ、自分はあまり楽しめなかったけど「ベターコールソウル」は楽しめました。
自分が今まで視聴した海外ドラマという枠組みのなかで順位をつけるとすれば、間違いなくトップファイブには入ります。
ただ、ちょっと矛盾していますが「ブレイキングバッド」と対になっている部分があるので、だから「ブレイキングバッド」が未視聴だと「ベターコールソウル」の面白さは半減……とまではいかないけど、多少は面白味が減るかもしれません。
あと「ブレイキングバッド」があまり好きではない、楽しめなかったという人。
ソウルグッドマンというキャラが好きなら「ベターコールソウル」は楽しめる可能性は高いです。自分は楽しめました。
「ベターコールソウル」シーズン1のラスト「マルコ」ですが、最初に見たときは、意味がよく分かりませんでした。
少し考えて、なるほどと思い至りましたが、どちらかというと突き放した終わり方だと思います。
自分なりの解釈については以下のエントリーをご覧ください。
・「ベター・コール・ソウル」第10話「マルコ」の感想
ベター・コール・ソウルS1の関連は以下をご覧ください。
・「ベター・コール・ソウル」第1話「駆け出し」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第2話「トゥコ」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第3話「ナチョ」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第4話「ヒーロー」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第5話「羊飼いの少年」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第6話「警官」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第7話「ビンゴ」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第8話「RICO法」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第9話「ピメント」の感想
・「ベター・コール・ソウル」第10話「マルコ」の感想
・「ベター・コール・ソウル」シーズン1の感想
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